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組合概要

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小国町は山形県の西南端新潟県境に位置し、東西約15km、南北51km、山形、新潟県庁所在地からそれぞれ約80kmの地点にあります。小国町の総面積は、73,756haで県全体の7.9%を占めます。東京23区よりやや大きい広さで、その94%は林野で占められています。人口は約6,700人(令和6年2月末現在)の農山村地域の町です。気候は、典型的な日本海型の気候で日照時間が少なく、冬季の積雪は、町の中心部で1m50cm~2mほど、山間部では3m~4mにも及ぶこともあります。

小国町森林組合は林産販売事業、加工事業、森林整備事業、購買事業を軸に事業を展開し、令和5年度の事業総収益は5億5千2百万円となりました。特に林産販売事業は、高性能機械の導入を積極的に図り、生産性の向上と低コスト化、労働強度の軽減、木材供給の安定化を図っています。また、平成20年に木質チップ工場を建設し、木質バイオマス等のチップを製造し林地残材等の活用、荒廃森林の整備促進を目指しています。その他、特産加工では町内から仕入れた山菜、キノコを中心に特産品として販売しています。また、生ものの外、缶詰・ビン詰などの加工品も取り扱っており、地方発送なども行っています。

設立

昭和47年6月14日、本町、北部、南部、津川の4組合が合併し、『小国町森林組合』となり令和4年度に合併50周年を迎えました。

現況

令和6年度(令和6年5月1日現在)

  1. 組合員数
    848名(正組合員 802名 准組合員 46名)
  2. 出資金
    94,419,000円
  3. 役員
    理事9名(内 常勤理事1名)、監事4名
  4. 職員
    25名(事務職9名 技術職16名)内 女性職員5名(事務職)
  5. 作業員
    7名
    嘱託員(再雇用)3名(加工1名、林産2名)、
    常用作業員(通年雇用)3名(加工1名 林産1名 特産1名)
    短期雇用者1名(森林監視業務)

施設

建物

(1) 事務所木造2階1棟
(2) 車庫4棟
(3) 機械保管倉庫4棟
(4) 特用林産物販売所1棟
(5) 特産加工場1棟
(6) 給油施設1棟
(7) 木質チップ工場1棟

機械

(1) フォークリフト1台
(2) フォワーダ(リース含)4台
(3) グラップルソー3台
(4) プロセッサ(リース含)4台
(5) 集材機1台
(6) 薪割機1台
(7) ローダー1台
(8) チップ製造用機械1台

車両

(1) 人員輸送車5台
(2) SUV車1台
(3) 軽ワゴン車2台
(4) ジムニー2台
(5) 乗用車1台
(6) タンクローリー車2台
(7) グラップル付10tトラック3台
(8) 台車1台
(9) クレーン付トラック1台
(10) 1.5tトラック1台
(11) 4tチップ運搬車1台
(12) 10tチップ運搬車1台
(13) 4tダンプトラック1台
(14) 10tダンプトラック1台
合計23台

その他

(1) 林場1棟
(2) 貯木場13,000㎡
(3) ナメコ栽培施設1棟

沿革

1972年6月小国本庁、北部、南部、津川の4森林組合合併 小国町森林組合設立
1974年機械保管倉庫建設(林構構造改善事業)
1975年第1回増資計画(400万円)通年雇用体制を築く
1976年機械保管倉庫(第2次林構事業)及び木材土場開設
1980年第2次増資計画(2,000万円)
1983年特用林産物展示販売施設建設(新林構事業)
1984年全国森林組合大会特別組合優良賞受賞、川村造林記念山形県林業賞受賞
小国町産業振興功労賞受賞
1988年秋田営林局長賞受賞
1990年第3次増資計画(2,000万円)、労働大臣賞受賞
1991年特用林産物加工施設建設(林業山村活性化林業構造改革事業)
1992年ぶなの神(山の神)建立、小国町森林組合 合併20周年記念事業
1993年小国町森林組合給油所開設(沼沢地区内)
1998年第4次増資計画(2,000万円)
2000年東北森林管理局長賞受賞
2002年特用林産物展示販売施設「森のめぐみ直売所」建設(林構事業)
2003年機械保管倉庫建設、土場、機器整備(林構事業)
「森のめぐみ直売所」開店記念式典
合併30周年記念式典、祝賀会、記念誌発行
2004年高性能林業機械(スイングヤーダ)導入(林業木材産業構造改革事業)
2008年木質チップ工場建設(交付金事業120,000千円)
グラップルプロセッサ導入(20,000千円)
2009年自家用 チップ車1台購入(積載量 55m3)
2010年山形県森林整備促進・林業等再生事業(グラップルソー・フォワーダ 各1台)
2011年木質チップ工場 焼失(8月)
臨時総会開催 木質チップ工場再建議案可決承認される
小国町森林組合 新事務所竣工(11月)
2012年木質チップ工場 再建(5月)
山形県森林整備促進・林業等再生事業(グラップルソー・フォワーダ 各1台)
2013年ダンプトラック購入(10t車)
林業・木材産業改善資金事業(人輸送用ワゴン車2台購入)
2014年林業・木材産業改善資金事業(チップ車1台購入)
山形県森林整備促進・林業等再生事業(プロセッサ・グラップル付トラック 各1台)
2015年小国町森林組合給油所閉鎖(沼沢地区内)
小国町森林組合給油所開設(一般取扱所 伊佐領大石地内)
2016年山形県森林整備促進・林業再生事業(フォワーダ 1台)
2017年なめこ工場新設(伊佐領地内)
2020年林業振興整備交付金リース事業(グラップルソー312F 整備)
2020年みどり推進機構リース事業(フォワーダU6GD 整備)
2022年小国町森林組合 合併50周年

組合施設関係

木質チップ工場

場所山形県西置賜郡小国町大字伊佐領 地内
工事日110,420千円(税別)
施設概要木質チップ製造機械設備
 (チッパー580mm・皮むき装置・スクリーン) 
木質チップ製造用建物(建物257.8㎡・チップヤード138.82㎡)  
電気設備(高圧モーター用受電設備195.9kw)
搬用ローダー(0.9㎥)